KWNB624

二次小説置き場。ブログタイトルから連想できる方のみどうぞ

慎吾さんの卒業式を妄想しています

慎吾さんて卒業式の時点では彼女がいると思う。でも卒業したらまぁ終わるだろうなとは思ってるけど、自分から別れを切り出すわけでもない。そこはもう自然の流れに任せればいいやって思ってる。

そんで卒業式当日、さすがに男子なので泣くこともなく仰げば尊しをそつなく歌いこなしながら、でも頭の中では一年生から今までのことを思い出してる。もちろん、夏大のことが一番強く残ってて、セカンドから見た準さんの背中とかその先の和さんの姿を思い出してる。

他にも、一年の時外周ランニングを山ちゃんと二人でズルして一周減らしたこととか、意外にもモトヤンとAVの趣味が共通していて貸してもらっていたこととか、合宿で山ちゃんが準さんのパンツを隠して和さんに怒られてるのを呆れながら見てたこととか、新チームになったばかりの頃に和さんと二人で帰りながら絶対甲子園行こうなって誓い合ったこととかも思い出したりして、特に山ちゃんのことを思い出すと周りがしんみりしてるのにちょっと笑いが込み上げて来て口の中を噛んで必死に我慢したりしてね。

そんな感じで式が終わって、女子は写真撮りまくりタイムに入る。野球部もなんとなく三年生みんなで固まってるんだけど、慎吾さんは女友達やらファンの後輩やら本命の彼女やらに写真写真と引っ張りだこで、でも別に嫌がらずに写真撮影に応じてあげる。

それで野球部の三年生は、みんなで写真撮ろうぜ~ってなってるのに「慎吾いなくね?」「あーなんか女子と写真撮ってたけど」「なにあいつモテてんのムカつくー。もう慎吾抜きで写真撮っちゃおうぜ!」って山ちゃんが仕切って、慎吾さん抜きで何枚も集合写真を撮る。

そんでそろそろお開きかねーってとこでようやく慎吾さんが来て、「え、ちょっともう解散?一枚くらい写真撮ろうぜ」って言ったら「もう全員で100枚くらい撮りました―」って言う山ちゃん。笑う一同。

慎吾さんも苦笑して「悪かったって。一緒に撮ってください山ノ井センパイ!」って言って、山ちゃんご満悦でみんなで撮り直す。尊い・・・・・・・

それからみんなで部室に行って今度は一、二年からお祝いの言葉とかをもらって、今年は甲子園行けよ!って激励して、じゃあ○時に集合なーって一旦解散する。

で、みんなで門をぞろぞろ出たら門のとこで彼女が待ってて、「ラインしたんだけど…」ってもごもご言う。最後だから一緒に帰りたいんだよね、彼女だもんね。

慎吾さんは「あーごめんライン見てなかった」って言うと、一言和さんに「ワリ。じゃあ後でな」って言って、和さんも「おう」ってあっさりバイバイする。そして慎吾さんは彼女と一緒に帰る。

 

というなんてことないありきたりな光景ですが、慎吾さんがこんな普通の男子高校生してるっていうのがもう滾る滾る・・・